タイトル
2019 年度 後期
教養教育院(2015年度以前の入学生は共通教育)  
日英区分: 日本語
技術者・科学者の倫理
Ethics for Engineers and Scientists
 
時間割コード 科目分野 昼夜
0020107 一般教養教育科目群・歴史と文化  
ナンバリング 選必区分
ENGN1010JLAS  
シラバス用カリキュラム関連 実務経験のある教員による授業
   
授業形態 メディア授業 単位数 曜日・講時
講義 2 火9~10
担当教員(ローマ字表記) 対象学生
太田 光浩, 石川 真志 [Mitsuhiro Ohta, ISHIKAWA MASASHI]
理工(機械)1年,夜間主(機械)1年
授業のタイプ(英語科目)  
 
授業の目的
 科学・技術は日々進展し,現代社会は科学・技術の進展に大きく支えられている.しかし,科学技術の進展が,生命観や人間倫理,社会のあり方に深刻な結果をもたらしかねない.したがって,技術者は高度な専門職業人としてだけでなく,社会の一員として,科学・技術に関する安全と安心を,社会に対して保障できるようにつとめることが求められている.「技術者倫理」の基礎知識を学び,技術者が担う倫理的・社会的責任を理解する.技術者が直面する倫理的な問題を考察し,それらの問題に対処する能力の向上を図り,国際的にも通用する行動規範を身に着ける.
授業の概要
 工学倫理を必要とする社会の変遷を説明し,自立した技術者となるために必要な倫理観の確立を促しながら,公衆を尊重するために必要な技術者の倫理問題を講述する.
 工学的失敗の背景と特徴,それを回避するためのリスクマネージメントなどを具体的な事例を挙げながら説明し,討論や事例研究を通じて技術者の倫理の必要性を考える.
キーワード
技術者倫理,工学倫理,技術者の責任,技倫理事例
先行/科目  
 
関連/科目  
 
到達目標
  1. 技術者倫理の必要性を理解する.
  2. 技術者としての役割と責任を理解する.
  3. 技術者倫理問題に対応する方法を考えられる.
授業の計画
  1. モラル
  2. 技術者と倫理
  3. 組織のなかの個人の役割
  4. ケーススタディ1
  5. 組織上の人間関係
  6. 技術者のアイデンティティ
  7. ケーススタディ2
  8. 事故責任の法の仕組み
  9. 法的責任とモラル責任
  10. ケーススタディ3
  11. ヒューマンエラーと安全管理
  12. コンプライアンス,説明責任
  13. ケーススタディ4
  14. 内部告発
  15. 期末試験
  16. 補足事項
教科書  
教科書1 ISBN 9784621300169
書名 大学講義技術者の倫理入門
著者名 杉本泰治, 高城重厚 著 出版社 丸善出版 出版年 2016
備考
 
参考書
備考 なし
教科書・参考書に関する補足情報
なし
成績評価方法・基準
講義中に行う事例研究演習,事例研究レポート,期末試験の成績を総合して行う.成績評価は,事例研究演習(25%),事例研究レポート(25%),期末試験(50%)とし,総合点の60%以上を合格とする.
再試験の有無
なし
受講者へのメッセージ
成績評価において事例研究レポートの提出は必須とする.
WEBページ
なし
学生用連絡先
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学生開示用メールアドレス
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オフィスアワー
太田光浩: 木曜日(17:00 ~ 18:00)
石川真志: 金曜日(14:00 ~ 17:00)
オンラインオフィスアワー
実務経験
備考
授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.
【授業時間】22.5時間,【自己学習時間】(予習復習,レポート作成,試験準備等)45時間
自学自習(予習・復習)のアドバイス
技術者・研究者が関わる倫理問題は,日常的にニュース等で接します.日頃よりそれらの問題について考えることが重要です.
 
準備学修に必要な時間の目安等
 
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