2024
年度
前期
生物資源産業学部
生物資源産業学科
日英区分:
日本語
タンパク質工学
Protein Engineering
3年・前期
時間割コード
科目分野
昼夜
7041008
コース専門科目
ナンバリング
選必区分
BIOS3070JBBB
選択必修
シラバス用カリキュラム関連
実務経験のある教員による授業
授業形態
メディア授業
単位数
曜日・講時
講義
-
2
水7~8
担当教員(ローマ字表記)
対象学生
鬼塚 正義 [ONITSUKA MASAYOSHI]
ヘッダ固定
授業のタイプ(英語科目)
授業の目的
この講義では,タンパク質工学(タンパク質の機能強化や改変)における原理と手法を解説し,近年,重要性が増しているタンパク質医薬品への応用を解説する.講義終了時には,タンパク質構造の基本原理を理解し,タンパク質工学の手法である合理的設計と指向性進化の違いについて説明できるようになることを目指す.さらにタンパク質工学の応用としてのタンパク質医薬品の基礎知識を得ることを目指す.
授業の概要
この講義では,はじめにタンパク質構造の基本原理を解説する.次に基本原理に基づいたタンパク質の改変方法として,合理的設計と指向性進化の方法を解説する.最後に,タンパク質工学の応用例として,バイオ医薬品の開発と生産について解説する.またアクティブラーニングにより,受講者に自発的な学習を促す.
キーワード
タンパク質変性,フォールディング,安定性,立体構造予測,バイオ医薬品(モノクローナル抗体,ワクチン,ウィルスベクター),De novoデザイン,ファージディスプレイ,宿主細胞
先行/科目
関連/科目
到達目標
1. タンパク質の構造形成の基本原理を理解する (授業計画1~6).
2. タンパク質工学の手法を理解し、実例を学ぶ (授業計画8~11, 14).
3. タンパク質医薬品の生産法を理解する (授業計画5, 12~14).
授業の計画
1. 講義の説明、タンパク質の基本構造
2. タンパク質の変性/フォールディング/安定性I
3. タンパク質の変性/フォールディング/安定性II
4. タンパク質バイオインフォマティクスと立体構造予測
5. バイオ医薬品の概論:モノクローナル抗体・ワクチン・ウィルスベクター
6. アクティブラーニング-I
7. 中間試験
8. タンパク質の合理的設計I
9. タンパク質の合理的設計II
10. 進化分子工学I
11. 進化分子工学II
12. タンパク質/バイオ医薬品の発現宿主と生産法I
13. タンパク質/バイオ医薬品の発現宿主と生産法II
14. アクティブラーニング-II
15. 期末試験
16. 総括授業
教科書
参考書
参考書1
ISBN
9784524268641
書名
Essentialタンパク質科学
著者名
Mike Williamson著 ; 津本浩平, 植田正, 前仲勝実監訳
出版社
9784524268641
出版年
2016
備考
参考書2
ISBN
9784061538818
書名
タンパク質の立体構造入門 : 基礎から構造バイオインフォマティクスへ
著者名
藤博幸編
出版社
9784061538818
出版年
2010
備考
参考書3
ISBN
9784759810790
書名
ポストゲノム時代のタンパク質科学 : 構造・機能・ゲノミクス
著者名
Arthur M. Lesk著 ; 高木淳一訳
出版社
9784759810790
出版年
2007
備考
参考書4
ISBN
9784759815092
書名
バイオ医薬品 : 開発の基礎から次世代医薬品まで
著者名
西島正弘, 川崎ナナ編
出版社
9784759815092
出版年
2013
備考
教科書・参考書に関する補足情報
適宜資料を配付する.
成績評価方法・基準
授業時間数の2/3以上出席しており,到達目標3項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成目標1~3について中間試験(50%),期末試験(50%)で評価する.出席点は加えない.
再試験の有無
受講者へのメッセージ
一度の授業毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.
WEBページ
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オフィスアワー
鬼塚 正義:木曜日 15:00-17:00
オンラインオフィスアワー
実務経験
備考
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